朋和産業株式会社と聞いただけでは、何の会社なんだろう、知ってる会社かなと思うかもしれません。
1962年に設立した会社で、プラスチックや紙などを使用して包装材を作っている会社です。
HOWAと英語表記になるとなんとなく、どこかで目にしたことがある人もいると思います。
本社は千葉県船橋市習志野にあり、千葉を中心に札幌支店から鹿児島支店まで全国に支店と工場を置き、多くの製品の包装を手掛けています。
また台湾や上海にも支店と工場があり、海外にも進出し活躍している会社です。
『包むことは、装いです』・『包むことは、優しさです』・『包むことは、美しさです』・『包むことは、楽しさです』を掲げて、パッケージに色んな可能性と想いを託しています。
日本の文化でもある、もてなす心と包む心を過去から未来につなげていく会社です。
朋和産業株式会社で扱っているデイリー商品
朋和産業株式会社では、『デイリー商品』と呼ばれる、私たちが良く目にする商品のパッケージを扱っています。
その中にはコンビニやスーパーなどで見かけるおにぎりや大手製パン企業のパッケージも多く、開けやすさなどにもこだわって商品開発なども行ってきました。
加工品である冷凍食品やチルド用のパッケージでは、商品の保護と品質保持に努めたものを作っています。
米菓や珍味などに使用されるラミネート製品では、湿気を嫌うため酸素や水蒸気に気を配った作りになっている他に、光を遮ったものや静電気を防止するものなど、各企業が欲する機能に応えるように商品開発を行ってきました。
他にも小麦粉などのパッケージなどにはチャックを使用したり、豆腐やゼリーなどの容器、真空パック商品やケーキの容器など、その種類は数えきれないほど豊富です。
ペットボトル飲料に巻いてあるラベルも作っています。
コンビニやスーパーに出かけた際に、おにぎりでもジュースでも商品を手に取ったら、これはもしかしたら朋和産業株式会社のものかもと思ってください。
また食品に限らず、医療の分野においてもその技術を用いた製品を開発しています。
会社名は知らなくても、パッケージは誰でも知っているようなものばかりです。
パッケージのデザインの提案から製品の製造など一貫して自社で行う
朋和産業では、パッケージのデザインの提案から製品の製造、商品のキャッチコピーや陳列までを一貫して自社で行っているのも、特徴のひとつです。
取引先企業から依頼を受け、マーケティング調査では、トレンドの分析やターゲットとする年齢の分析・インターネットを用いアンケート調査を行うなど徹底した調査を行った上で、商品の企画から開発を行い、各企業や商品のブランド力を最大限に生かす戦略を考え、パソコン使用してグラフィックデザインやエコデザイン・ユニバーサルデザインなど、あらゆる角度からデザイン制作に取り組んでいます。
パッケージに使用する写真の撮影なども、使用するものはすべて自社で行っています。
その上で各企業に対して、コンセプトやパッケージデザインと実際のサンプルを用いてプレゼンテーションを行い、実際に売り場に置いた時にどのようになるかまでを、シミュレーションしよりイメージしやすいように、常に努力してきました。
また新しい素材が出れば、改めて新パッケージや素材変更などの提案を行いながら、既存にこだわるのでなく、時代と共に求められている変化を取り入れながら、常によりよい製品を提案し、作り続け改善・改良も重ねてきました。
朋和産業株式会社は、ただパッケージを製作するだけではなく、パッケージに係わるすべてのことに全力で取り組んでいます。
プラスチック製品を多く扱う朋和産業株式会社
近年プラスチックによる環境問題が大きな課題となっていますが、プラスチック製品を多く扱う朋和産業株式会社では、古くは昭和43年に施工された大気汚染防止法から、省エネルギー法・水質汚染防止法・廃棄物処理法、新しい法律では平成7年に制定され平成9年本格施行された容器リサイクル法や、平成11年に法律化されたPRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律)など、環境問題に関わる法規制の遵守を徹底して行い、独自の基準を設けるなどして環境保全に懸命に取り組んできました。
二酸化炭素の削減や原材料などのロスをなくし、リサイクルへの取り組みなども行っています。
自動車の排ガスや工場の排煙などが原因の一つに挙げられる光化学スモッグなどによる大気汚染の問題では、大気汚染防止法が改正されると、同時にどこよりも早く排出量の基準値を大幅に下回るような取り組みを行うと共に、エネルギーの消費削減につながるシステムを各工場に取り入れました。
まとめ
排熱を回収して再利用し少しでも、無駄なエネルギーを消費しないようにも務めています。
ホームページ上では『燃焼施設維持管理情報』も毎月公開し、公開することで日々気を引き締めています。
環境問題に取り組んでこそ、地球の未来と人々の幸せを考え、その結果が企業の存続と発展につながると考えている会社です。
最終更新日 2025年5月20日 by packet