どんな借金でもそうですが、ただ借りたお金を返せばいい、というわけではありません。
例えば自分が10万円借りたとして、どんなに早く返済しても、10万円だけ返済すればいい、というわけにはいかないんですよね。
なぜならば、金融機関はお金を貸すとき、利子をとることによって、商売としているのです。
金融機関とは、「お金」を「融通」する機関のことを指します。
余裕があるお金持ちが、お金に余裕のない人に一時的に貸して、その分の手数料として利子をもらうんですね。
ですから、借金をするときには必ず利子を支払わなければならないのだ、ということを理解するようにしましょう。
そのうえでチェックすべきなのは「利率」です。
利率とは、1年間借金したとしたらいくらの利子がつくのか、ということを表した数字です。
こうした前提は、学生ローンでも変わることはありません。
それどころか、おおむね一般の銀行のローンなどより学生ローンのほうが利率が高い傾向にあります。
それはなぜなのでしょうか。
住宅などを担保にして借り入れる銀行ローンよりも、無担保の学生ローンのほうが、返済不能となってしまい、会社が損をする確率が高いからなんですね。
そういったリスクを利率に反映させているということができるのです。
もちろん法律で利率の最高限度は決まっているため、あまりに高すぎる利率で首が回らなくなる、といったことは最近では少なくなってきています。
しかしながらほっておけばどんどん雪だるま式に増えてしまうのが借金です。
自分がいま借り入れている金額はいくらなのか、それに対する利子はいくらなのか、そして、あと何回返済すれば残高がゼロになるのか、そんなことをしっかりと把握することが大切です。
学生さんは、今後社会人になる中でいろいろとお金の勉強をすることが重要ですね。
早めにいろいろとネットなどで勉強しておくことで、その時に得た知識が後々自分を守るための武器になります。
最終更新日 2025年5月20日 by packet